育成塾を終えて(5終)何を学べたのか?

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女性農業次世代リーダー育成塾を2年間を振り返っての5回目。

今回のテーマは

育成塾で受講生は何を学んだのか?

です。

 

ビジネスパートナーである(もしくは自身が経営者)女性農業者の方々が、

毎月1回東京に集まり全国の女性農業者の方々と机を並べ様々な授業を受けていただきます。

1期生の時は、初めてということで手探りな部分が多分にあり、

2期生の時は、人数の多さ(=幅の広さ)に手探りな部分が多分にあり、

未だ「女性農業次世代リーダー育成塾」のカタチが完成しているとはいえません。

 

そうした中で2年間試行錯誤しながら様々な内容を模索しておりました。

・教室での講義

・ヒルズマルシェを活用してのBtoCの販売実習

・FOODEX JAPANを活用しての商談会・展示会実習

・23区内の街へ行ってのフィールドワーク・マーケティング実習

・グループでのチーム演習

・参加者同士の交流 など。

 

女性農業者だけを対象ににきちんと学ぶ研修をするという初めての試みに対して

講師は次世代事業経営者・リーダー育成コースでは私を含めて3名が務めさせていただきましたが、

毎回の講義毎に微調整をしながら進めていきました。

「それぐらいに考えていた」ということではなく「それぐらいに手探りの中で進めていた」のです。

メイン講師の方は講師業のプロフェッショナルですので様々な経験・知見・手法をお持ちですが、

私は研修講師がメインの仕事ではなく農業分野でベンチャー経営をずっとしているだけですので、

分からないことがありながら

2年間、受講生と一緒に学ばせていただきながら歩ませていただきました。

そうした手探りの中で実施させていただいた授業で果たして受講生は何が学べたのでしょうか。

 

・知りたかったことを知ることが出来た

・知らないことを知ることが出来た

・知っていたことを再度確認が出来た など

「学ぶ=知る」というような構図で考えてしまうと「知れたことがたくさんあったから満足」

となりかねませんし、そうなっていたとしたら育成塾は失敗なのではないかと思っています。

経営者に必要な知識を詰め込めばいいだけなのであれば、それで成長するのであれば

知識を一番詰め込んだ人が日本一の経営者になるはずです。

もちろん、現実ではそうはいきません。

 

では育成塾の学びには他にどんな意味があったのでしょうか。

 

私は

女性農業者の大切な休憩時間

という側面があるのではないかと思っています。

自分で進んでや後継者とてはたまた結婚を機に

これまで必死に、長い間目の前の農作業に取り組み続けてきた自分の歩みを一旦遅めてみて、

客観的に自分のあり方、立ち位置、価値を見つめなおす時間をとることで

これから先をどうやって歩んでいくことが経営にとってそしてまた自分にとって重要なのか考える時間。

でもあったのではないかなと。

目の前に課題がある自社の経営をどうすればいいのかを、

自分たちで答えを探し求め、答えがない所に答えを探し求め、迷子になりかけているような状況から

正しく落ち着くことでまず事業の状況の正しい姿を見直すことなのではないなと。

 

もちろん、これは男女関係なく必要なことなのかもしれません。

しかし女性農業者という立場がまだまだ主体性ではなく従属性が高い状況があるという事実も否めない中では

 

育成塾での休憩時間を通じてその先に

経営者(陣)として

妻として

母として

そして1人の女性として

どんな未来を自分の人生に創りだすことができるのかということが非常に重要なのではないかなと思います。

 

もちろん

そのゴールは簡単には得られるものではないですし、求めたことが得られる保証もありません。

それでも、休憩時間に見つめなおした自分と自分の周りを正しく認識しながら、

そしてその休憩時間を忘れずに進むことで

未来の自分自身を含めた上での経営や目標などの理想を達成した時に

「育成塾で何を学べたのか」の答えが出るのではないかなと思っています。

ですので、

何が学べたのか、実は今は答えはわからないのではないかなと思います。

 

10年後にでも、卒業生と会ってそんな話をしてみたいなと思います。

みんなにとって育成塾は何だったのか

私にとって育成塾は何だったのか

そして、

私自身が受講生にとって恥ずかしくない講師であるべく

もっともっと研鑽を積み、実践で活かし続けていき

ベンチャー経営者同士、互いに胸を張って語り合えるように努力し続けないとなと思います。

 

育成塾の振り返りは今回で最後にしますが、

授業を受けてくださった受講生の皆さんには本当に感謝しています。

若輩者の講師を信じてくれて、慕ってくれた方々がいたというその思いを裏切らない為にも

3期生がスタートしてかつ講師に私がいるとすれば

もう少し痩せたスタイル(見た目)で、

かつもう少し成長したスタイル(中身)講師として尽力していきたいと思います。

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