育成塾を終えて(3)いつ学ぶのが最適なのか?

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女性農業次世代リーダー育成塾についての3回目。

1回目の何故女性か?

2回目の誰がターゲットか?

に続いて、今回のお話は

「いつ学ぶのが最適なのか?」ということです。

 

前回はターゲットへの疑問で、

経営と事業、経営への関与度をカテゴライズしたターゲット5階層について書きました。

 

今回のお話は、

では「いつ」学ぶのが最適なのか?

という疑問です。

 

ターゲットの現在位置する5階層とは別に、受講をするタイミングがそれぞれにあるとは思います。

2年間実施していて思うことですが、「今年」受講をして良かったね!!

と思う受講生が少なからずいたことにもよります。

1期目も応募して落ちたけど2期生で受かって良かったです

という方や今年だから受講できる環境だったという方など

そうしたタイミングというのももちろんあるとは思いますが、

私が思う今年でよかったというのはまた別のことです。

 

結論から言えば

「壁にぶつかり、自力で考え行動しなければ活路が開けないことに気が付いた」

タイミングが最適なんだと思います。

事業・経営をしていれば大なり小なり壁にはぶつかります。

それを乗り越えた先に企業の成長があるのは当たり前のことですが、

その壁にぶつかった時、どんな行動をとっているのかというスタンスの違いによっては

育成塾に来て成果を出ない人もいると思います。

壁にぶつかった時、

なぜ問題が起きたのかを自分でまず考え抜いて

そして正しいかわからなくても自分で行動して解決をしていく

という状態になっているのが育成塾の受講タイミングなのだと思います。

なぜなら、義務教育のように答えを教える場所ではないからです。

自分でしっかりと歩けるように最低限の装備と使用方法を渡すだけです。

創意工夫や応用していくことで初めて実となるのです。

しかし、このことがいかに難しいかというのを実感するのも育成塾です。

結局2期生では、特別補講(早朝・深夜)まで行ってフォローアップする結果となりましたし、

考え方の整理のコツなどもお伝えしたりしました。

 

このタイミングが来ていない、そうした状態になっていない方は、

問題が起きたら外部要因

困ったら外部の無償救済

と外へ外へと意識がいってしまっているのかもしれません。

 

天候不順だったから・・・

取引先に打ち切られたから・・・

理解してくれる人がいないから・・・

旦那が勝手にやったから・・・

と外部要因を並べ立てて、

自社の課題と要因を直視していない状態

 

保険がおりるから大丈夫

補助金を使えば大丈夫

役場の人に頼めば大丈夫

JAがうまくやってくれるから大丈夫

と課題解決をすぐに話を聞いてくれる外部事業者に頼っている状態

 

この2つの悪い相乗効果によって、

誰かに何かをすがればなんとかなるとなっているのかもしれません。

そうなると

正しい学び方や気が付き方が備わっていない状態だからこそ

壁が増えていく一方になるのかなと。

 

3回目 (5)私は自分で22歳で最初の会社を立ち上げたとき、コネもカネもキバンも何もありませんでした。

当然のように失敗の連続。

とにかく自分で考え続けて、失敗して、学んでを繰り返していました。(今も数多く記憶に残っています)

10年たった今も失敗のレベルや幅は違いますが同じような日々です。

もちろん尊敬する経営者や応援してくれる方々はたくさんいましたし、今もおります。

しかし、そうした方々がいるからといって「外部にすぐ何かを求める」という姿勢で

「困ったら誰かに聞けば良い」は経営者のやることではないと思います。

困ったら、まずは自分で徹底的に考えていき、解決策をわからないなりに想定していき

その上でその確認や支援の為に誰かに聞くようにする、でないと先に進めないと思ってます。

ゲームの攻略本のようにこうすればクリアできますは現実世界には存在しないですしね。

 

過去2年やってきて思うことのは、

エンジンがかかるまでに時間がかかる人が多いということです。

「壁にぶつかり、自力で考え行動しなければ活路が開けないことに気が付いた」

状態で参加している人は、

最初から問題意識と何を学びたいかをしっかり考えているので

1つ1つの授業に対しての姿勢や受け止め方がしっかりしています。

結果、成長スピードも速くなります。

毎年夫婦で資格取得に挑戦している宮崎県の新規就農者や

夫婦で新規就農して考えながら動き続けて規模拡大してきた鹿児島県の夫婦、

若い従業員を成長させている愛知県の法人化しているお米農家の方などは

受講中から学ぶ姿勢も違ったので、卒業後、もしくは卒業前から成果がメキメキと出てきます。

 

一方で難しさを感じるのは

真面目だが、

漠然と危機感を抱いていて、どうしたらいいんだろう?という人

といった思考停止もしくは思考起動前の状態の方が育成塾を通じてどう成長をしていくのかということです。

こうした方は全10回の授業を行っていくと

後半戦が始まって少ししてようやく自分の状況や状態が見えてきて焦り始める。

という状況で、これは1期も2期も同じようにいました。

そして卒業もしくは卒業直前に、

授業前半でもっと理解できていたら、早く気が付いていたらという声が出てきますし、

中には途中で自分の課題とやるべきことがすっと見えた方は一気に進みます。

このように、

どこに活路があるのかが見えた結果、何をしなくてはいけないのか

に気が付ける状態にどれくらい早く切り替われるかが

適当なタイミングで受講していない方々の受講速度をあげるポイントなんだと思います。

が、本来そこは講師たちが時間をかけるべき部分ではないとも考えています。

前回のターゲット階層=考えれていない方という考え方ではありませんので。

 

学びに来るときのタイミングや意識というのは

「育成塾に行けば何かが変わる、きっと変われる」は違うんですよね。

「育成塾で、自社の課題を解決するためのヒントを得て、それをもとに自分で解決・改善、そして経営をしっかりやっていく!」

が正しいのだと思います。

 

育成塾の10か月間は講師陣がずっと付き添っていますが、卒業をしたらもうそれはありません。

そうすると、この「自分で考えて行動をする」ということがとても重要になってきます。

そうでないと、卒業後に結局、学んだことを活かすことしかできなくなってしまいます。

学校の試験ではないので、日々刻々と変化をしていく状態に合わせて

事業と経営を調整していくには、まずは考えないと!と思います。

どうやって考えたらいいか分からないから学びに来ました。

という方もいます。

一見、正しいことを言っているようですが、やはり他力本願ですよね。

経営・事業などネット検索でも本屋にでも行けばいくらでも参考資料はあります。

分からないなら徹底的に情報収集をする、ぐらいの気持ちから入らないと難しいと思います。

 

育成塾という10ヵ月間をより有意義に価値ある時間にする為には、

まず、

自分で考える、調べる、理解する

という癖を事業や経営の中で身につけてほしいなと思います。

 

そうした上で、

「壁にぶつかり、自力で考え行動しなければ活路が開けないことに気が付いた」

タイミングで受講されると、次のステージへあがっていくことが出来るのだと思います。

 

 

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